エラー処理【Swiftイントロダクション・第7回】

型の種類に関わらず、エラープロトコルを採用している型であれば、エラーを表すことができます。

enum PrinterError: Error {
    case outOfPaper
    case noToner
    case onFire
}

エラーをスロー(throw)するには、throwを使います。また、throwsを使って、エラーをスローできる関数に印をつけます。関数で、エラーがスローされるとその関数は直ちに終了し、その関数を呼んだコードがエラーを処理します。

func send(job: Int, toPrinter printerName: String) throws -> String {
    if printerName == "Never Has Toner" {
        throw PrinterError.noToner
    }
    return "Job sent"
}

エラー処理にはいくつかの方法があります。一つはdo-catchを使う方法です。doブロックの中で、エラーをスローできるコードの前にtryをつけます。そしてcatchブロックの中では明示的に名前をつけない場合は、自動的にerrorという名前がつけられます。

do {
//sendの関数がエラーをスローできるのでsendの前にtryをつける
    let printerResponse = try send(job: 1040, toPrinter: "Bi Sheng")
    print(printerResponse)
} catch {
    print(error)
}

スクリーンショット

特定のエラーの処理は複数のcatchブロックを使って行うことができます。switch文のcaseのように、catchの後にパターンを記述していきます。

do {

    let printerResponse = try send(job: 1440, toPrinter: "Gutenberg")
    print(printerResponse)
} catch PrinterError.onFire {
    print("I'll just put this over here, with the rest of the fire.")
} catch let printerError as PrinterError {
    print("Printer error: \(printerError).")
} catch {
    print(error)
}

スクリーンショット

もう一つの方法は、try?を使って結果をオプショナルにするものです。関数がエラーをスローした場合には、そのエラーは捨てられ、結果はnilになります。エラーがスローされなかった場合には、結果は関数が返したオプショナルの値になります。

let printerSuccess = try? send(job: 1884, toPrinter: "Mergenthaler")
let printerFailure = try? send(job: 1885, toPrinter: "Never Has Toner")

スクリーンショット

上の例では定数printerFailuerはエラーをスローするので、結果が右にnilと表示されています。

deferを使ってコードブロックを書くと、そのブロック内のコードは関数の中の全てのコードの実行後、また関数がリターンする直前に実行されます。このコードは関数がエラーをスローするかしないかに関わらず実行されます。 また、実行のタイミングが同じでなくても、deferを使えばセットアップとクリーンアップのコードを隣同士に書くことができます。

var fridgeIsOpen = false
let fridgeContent = ["milk", "eggs", "leftovers"]

func fridgeContains(_ food: String) -> Bool {
    fridgeIsOpen = true
    defer {
        fridgeIsOpen = false
    }

    let result = fridgeContent.contains(food)
    return result
}
fridgeContains("banana")
print(fridgeIsOpen)